本家Gumroadを超えるか 村上総裁が語るAmeroadの今後
2012-02-21
村上氏はウェブメディアやTwitterを通じてGumroadの盛り上がりを知るやいなや、「サイトにつながらなかったため、仕様をTwitterで知ってGumroadもどきの『ファイルマーケット』としてサービスを開発した」(同氏)のだという。その後サービス名をAmeroadに改め、自身のブログやTwitterでサービスを告知。さらに注目が集まった。 いざサービスを立ち上げた村上氏だが、「自分でサービスを運用しても回らない。サービスを作ってみてモバイルへの対応が必須だと気付いた」との考えから本格的な運用を前にして、自身での運用を断念。サービスの売却を考えたが、そこで選択したのはなんと「Yahoo!オークション」だった。価格は50万円から。即決価格で150万円という設定にした。「普通にデューデリジェンスすれば数千万円の価値があるサービスだったのではないか」(村上氏) そんなYahoo!オークションに出品したAmeroadを即決価格で落札したのは、大阪のIT企業であるラゼスト 代表取締役社長の木村仁氏。実は村上氏の実兄の昔からの友人であり、実兄の結婚式で面識があったのだという。 ラゼストはモバイルに特化したソーシャルゲームポータル「ゲムトモ(http://gemutomo.net/)」を運営する企業。木村氏は「次のサービスとして、『Campfire(http://camp-fire.jp/)』のようなイメージで、コンテンツやモノに対して個人がパトロンとして支援できる仕組みを考えていた。そんな中でAmeroadの存在を見つけた」と買収のきっかけを語る。「Yahoo!オークションで見て『これは!』と思った。金曜日(2月17日)に見つけたあとは、誰かが即決価格で購入するのではと思いつつも、まずはCTOに連絡をとり、土曜日(同18日)にはボタンを押していた」(木村氏) 本家Gumroadも、Ameroadも、誰もがクリエーターになりえるサービスだが、実際のところサービスは拡大、普及するのだろうか? これに対して木村氏は「コミケなどもそうだが、『知っている人からものを買う』というニーズがあると考えている」と語る。村上氏も「実は今のTwitterなどは、有名人が中心に居て多くの取り巻きのユーザーがいるという大きなコミュニティが多いのではなく、クラスの人気者が中心にいるような小さなコミュニティが数多くある状態。大学の友人がやる演劇やバンドの感覚でコンテンツを買うのでは」と期待を寄せる。